(2020年11月 cave様 掲載記事)
“ソムリエさんはやっぱりスゴイ!” ポケットソムリエ3回の利用でわかったこと
こんにちは!
ワインと音楽で世界を明るく♬をモットーに活動しております、ワインソングライターの縫(nui)です♪
今年9月、以下の記事でも紹介されていたパーソナルオンラインソムリエサービス「Pocket Sommelier」。
【ワイン×IT】ワインのプロが要望通りにワインを選んでくれる!?パーソナルオンラインソムリエサービス「Pocket Sommelier」を利用しよう!(※2021年サイトclose)
利用してみた方はいらっしゃいますか?!
まだ利用していなくて「使った人に感想を聞いてみたい」などと思っていらっしゃる方もいるかも知れませんね。
そんな方のために、2ヵ月間で3回利用した私が、率直な使用感などをお伝えします。
“興味はあるものの、なんとなく、手が出せない…”という方の参考になれば幸いです♪
Pocket Sommelier(ポケットソムリエ)を利用したきっかけ
Pocket Sommelier(※以下、ポケットソムリエ)に興味はあったものの、1本当たり3,000円からの利用という点で、手が出せずにいた私。
普段の家飲み用に購入するのは、定価1,500~2,000円前後のものが、10本くらいまとめて購入すると1本あたり1,000円弱になるようなワインセットであって、自分用のワイン1本に3,000円を支払う、ということはほとんどなかったからです。
ワイン会に持ち寄るワインや、プレゼント用のワインであれば、3,000円以上支払うことにためらいはないのですが、コロナの影響でワイン会もめっきり減ってしまい、自分用以外のワインを買うこともなくなっていたのでした。
ところが。
出産のために、ここしばらくお酒が飲めずにいた10年来のワイン女子友から、赤ちゃんの卒乳により、晴れてワインを再開できる、との朗報が!
善は急げということで、早速「ワイン再開おめでとう会」を開催することに♪
そして、こんなめでたい時には、ちょっと特別なワインを用意したいと思い、ずっと気になっていたポケットソムリエをはじめて利用してみることにしたのでした。
~はじめての利用~iPhoneからサクッと5分で注文
晴れてワイン再開となった女子友に、どんなワインを飲みたいか聞いてみたところ、
「本当に久々なので、個性的なものよりは、葡萄の旨味が楽しめる感じのワインが飲みたい。赤でも白でも良いので。」
とのこと。
「ワイン再開おめでとう会」には、4人で計3本のワインを持ち寄る予定で、他の2本がロゼ泡(日本)、白(南アフリカ)と決まっていたため、ポケットソムリエに注文するワインは赤と決め、いざ、iPhoneから初注文!
こういう作業は小さい画面でしか操作できないiPhoneより、パソコンで行いたかったものの、外出中しか時間が取れそうにない日であったため、少々の不安を感じつつも、とりあえずポケットソムリエのサイトにアクセス(https://pocket-sommelier.com/)。
上の画像は、赤ワインを注文した際のiPhone画面なのですが、不安とは裏腹にサクサク進み、あっという間に注文できてしまいました♪
では、具体的に順を追って解説。
1.「ワインをオーダーする」をクリック。
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2.飲みたいワイン(赤、白、ロゼ、白泡、ロゼ泡、甘口)を選ぶ。
↓
3.味わい(ライトボディ、ミディアムボディ、フルボディ)と本数を選ぶ。
↓
4.1本あたりの予算(3,000~50,000円まで1,000円刻みで選択可能)を選ぶ。
↓
5.要望の詳細(品種、風味、産地、その他(酸味、香り、樽香)、シチュエーション、気分)を選び、フリーコメント欄に入力。(デフォルトはおまかせ設定になっており、何も選択せず&入力せず、そのまま注文することも可能)
↓
6.購入手続きをクリック⇒会員登録または、Amazonアカウントでログイン後、配送日時(8日以降、15日以内の配送日を指定可能)や配送先などを設定後、購入決定。
私の場合、Amazonアカウント利用で、会員登録の手間が省けたことと、5の要望詳細については、品種や産地などにこだわりがなく、友人からのリクエストをそのままフリーコメント欄に入力するだけで終わったため、注文終了までわずか5分でサクッと済んでしまいました。操作の手軽さと簡素でわかりやすい流れにビックリ!
iPhoneでもラクラク&スムーズに注文できたことが印象に残った初注文でした♪
注文後~ワインのお届けまで
注文を確定すると、すぐに注文確認メールが届きます。
そしてワインが届く2日前くらいに発送準備完了メールが届き、ここでソムリエさんがセレクトしてくれたワインがどんなワインなのかを知ることができます。
メールにはワインの種類や生産地などの情報だけが記載されていますが、「ソムリエメッセージを読む」をクリックし、ポケットソムリエにログインすると、ワインについてのプロフェッショナルな説明だけでなく、ソムリエさんが何故このワインをセレクトしてくれたのかなどがわかる、丁寧で親近感あるメッセージを読むことができ、かなりワクワクしてテンションが上がります♪
↓
その後は、ワインが届く当日の朝に「本日ワインのお届け予定です」というお知らせメールが届きます。
そしてワイン到着後1週間くらいすると「ワインを評価してみませんか」というタイトルのメールが送信されます。
メール中の「評価する」をクリックし、ポケットソムリエにログイン後、評価を入力できます。
今回、せっかくの「ワイン再開おめでとう会」だったのですが、諸事情により延期になり、残念ながら評価を入力するまでに至っておりません。涙
~2回目の利用~再びiPhoneからサクッと注文
はじめての利用では、届いたワインを飲んでさえいないのに、ソムリエさんの対応や使いやすいシステムなどに好感を抱いたポケットソムリエ。
ワインは飲んでいないものの、セレクトしてもらったワインの情報をネットでさらに検索してみると、確かな品質と評価のあるワイン&生産者であることがわかり、ポケットソムリエがサイトで謳っている「価格、品質に誠実」という点に、嘘はないなと感じました。(https://pocket-sommelier.com/about)
価格も、他のワイン通販サイト10件ほどと比較しましたが“予算からサービス利用料20%を差し引いた金額に限りなく近い小売希望価格のワインをセレクト”(https://www.notion.so/4f099eaae67a4304aa0552f1b590aa61)という言葉にも偽りのない価格でした。
これらの理由により、1本3,000円からというサービス料は適切であると感じ、さらにオーストリアの赤ワインを選んでくれるようなソムリエさんのセンスや、親近感あるメッセージがとても嬉しく、実際お会いしていないものの、次回も何かあったら、この方にセレクトして貰いたいなあと思っていました。
そんな折。
まさに、2回目の注文機会がおとずれてしまいました。
毎晩ワインを飲む“ワイン大好き縫ママ”から連絡が。
「11月初旬あたりに、ワイン会いかがでしょう?!」
縫ファミリーはワインファミリー。
兄も母もワインが大好きで、乾杯ビールの後は、赤ワインを飲むことがほとんどです。
9月は兄の誕生月、10月は母の誕生月であり、少し遅れてしまったものの、2人分の誕生日を併せて祝うワイン会が決定♪
こんな時には、やはり、ちょっと良いワインを持参したい!と思い、ポケットソムリエを利用することに。
兄にワインのリクエストをたずねたところ、
「カベルネ好きに薦めるロゼワインとかどう?ソムリエが薦めるなら間違いなさそうやね。ガツン系ロゼに期待します!」
とのこと。
普段赤ワインしか飲まない兄がロゼのリクエストをしてきたことに驚きましたが、その辺りの詳細をフリーコメント欄に入力して、再びスマホからサクッと注文♪
赤しか飲まない兄と母が大喜びした、ソムリエさんのロゼチョイス♪
赤しか飲まない2人が満足するようなロゼなどあるのだろうか、と若干不安に感じていたものの、ソムリエさんからのコメントは
「すぐにこのワインがいいな!と思いましたよ!」とのこと。
やっぱり、ソムリエさんて、スゴイなー…
すぐにおススメしたいワインがパッと浮かぶなんて、かっこいい…♡
ワイン会当日、実家に到着すると、先にワインを見た兄が興奮の面持ちで、
「スゲー色だぜっ!」と。笑
見てみると確かに、濃い!!!
ロゼというより、赤ワインに近いような色味です。
料理は、母に揚げ物をリクエストしておいたのですが、野菜の天ぷらとカキフライとの相性が抜群で、特にカキフライにいたっては、悶絶のマリアージュでした。
料理がなくても、ワイン単体でスイスイ飲めてしまう飲みやすさなのに、ゆっくり、しっかり味わうように口に含むと、赤ワインのようなタンニンや旨味が感じられ、白ワイン寄りのロゼを飲むことがほとんどだった私にとっては未知の体験で、ビックリでした。
が、私以上に驚いていたのは、母と兄でした。
揚げ物とのベストマッチ以外にも、煮物やサラダ、ぬか漬けにまで寄り添ってくれる許容の広さにびっくりしつつ、色味が女子ウケするような“可愛らしいピンク”ではなく、赤ワインのような濃い色であることや、アルコール度数が高い(14%)のがイイね♪と喜んでいました。
ということで、2回目の利用は大満足の結果に終わり、1回目では入力できなかった評価もしっかり入力できました♪
~3回目の利用~ そうきたか!意表を突かれたソムリエさんの第三世界ワインセレクト
母と兄にとても喜んで貰えたポケットソムリエのワインでしたが、シンクロは重なるもので、数日後、またワインを持ち寄る機会が訪れたのです。(ビックリ!!)
車が繋ぐご縁で知り合ったせいか、遠くに住んでいるのに年に2回くらい一緒にワインを飲む仲間ができ、その仲間が岐阜で主催するイベントへ参加することになったのです。
主催者N氏はお酒が(特に日本酒とワイン)が好きで、ワインのイベントにも良くでかけるような人なので、手土産にポケットソムリエを利用し、ワインを持参することにしました。
N氏にワインのリクエストを伺ったところ、
「チリやアルゼンチン、南アフリカなど、第三世界のコスパの高いワイン。
フランスワインなら5,000円も8,000円もしそうなのに、3,000円台でそれを叶えてくれるニューワールド。
果実の凝縮感はもちろん、樽熟成のヴァニラ感やグリス分も感じられる、しっかりしたボディの赤。」
とのこと。さすが、ワイン好きさんらしいリクエストです。
個人的に南アフリカのピノタージュあたりが来るかしら?と思っていたのですが、ソムリエさんのセレクトは、アメリカのジンファンデル!
しかも、アメリカ国内で最も古くからジンファンデルを栽培しているワイナリーのワインとのこと。
N氏も私も、予想していなかったセレクトにびっくり!
かなりワクワクして当日を迎えたのでした。
Photo by atelierkkphoto
そして、飲んでみると…再びビックリ!
「オイシイ~~~💛」
凝縮した果実味の甘味は想像以上に強く感じられたのですが、時間が経つほどに複雑さが出て来て、じっくりチビチビ味わって飲みたい感じのニュアンスに。
N氏も
「ソムリエさんのコメント通り、複雑なのにまとまっていて、本当に美味しい!」
と喜んでくれ、またしても粋なセレクトをしてくれたソムリエさんに、感謝感激の利用体験となりました♪
~3回利用した雑感~ コスパより安心感が欲しいシーンで利用したい
自分で普段飲むための家飲みワインであれば、多少好みでないワインを買ってしまったところで、さほど気にしないかも知れませんが、持ち寄りワイン会や人に贈る用のワインを選ぶ際には、確実なワインを選びたいもの。
かと言って、普段から家飲み価格のワインしか購入していないと、人に贈るような“ちょっとイイ”ワインの価格帯で、確実に美味しいものを選ぶのは、なかなか難しいのではないでしょうか?
そんな時のためにワインショップがあり、相談できるソムリエさんがいるのだと思うのですが、当然、店舗まで行かなくてはなりません。
ですが、ワインショップやデパートのワイン売り場に行きたくても、遠かったり、時間がなかったり、ちょっと恥ずかしいとか、勇気がなくてなかなか踏み込めない、など、様々な理由から、行けない人も多いと思います。
そんな時に大いに役立つのが、ポケットソムリエ。
ワインショップの実店舗に行かなくても、ソムリエさんに個人的に相談して、細かい要望なども伝えることができ、その上で確実なワインが購入できるのです。
ありそうでなかったサービスだと思いませんか?!
写真:1度目の購入で届いたワインと手書き(!)のメッセージが入ったチラシ
~確実なワインを、適正価格で~
“パーソナルオンラインソムリエサービス”という、今までになかったポケットソムリエのサービスは、ワイン1本を購入する場合の最低価格が、サービス料(20%)を含めて税抜き3,000円。送料1,000円と合わせると税抜き4,000円です。
4,000円で確実なワインが購入でき、自宅や希望の場所まで届けて貰える。
利用してみると更に実感できるのですが、この価格はかなり適正だと感じました。
送料は他の通販と比べて若干高い気がしたのですが、5,000円以上の購入で600円、1万円以上の購入で送料無料になる点においては、他のワイン通販サイトとあまり変わりません。
送料600円で確実なワインを2本購入する、というのが私にとっては1番リーズナブルに感じるので、次回はその方法で注文してみようと思います♪
~嬉しい初回送料無料!!~
興味があってもポケットソムリエを利用したことがなかった方へ、朗報です。
なんと、初回購入時の送料は無料です!
これはかなりお得に感じます。
これから年末に向け、何かと“ちょっとイイ”ワインがあると良いな、というシーンが増えるかと思います。
そんな時には、ぜひ、ポケットソムリエを利用してみてはいかがでしょうか?!
写真:3回目の利用でリクエストをくれたN氏。ジンファンデルに大満足♪
Photo by atelierkkphoto
ポケットソムリエでは、先日から新しく“チャット機能”が追加されたようです。
これを使えば、いきなり購入、というのが少し不安でも、まずはチャットで相談、ということも可能で、敷居はさらに下がります。
詳しくは以下のコラムをご参考くださいませ♪
「オンライン上で実店舗のようにワインを購入!?「ポケットソムリエ」の「ソムリエチャット」がアツい!」
http://cavewine.net/contents/20802(※2021年サイトclose)